「ときどき顎が痛くなる」「顎がカクカク鳴る」「口を開けづらい」といった気になる症状はありませんか? その違和感が長引いているようでしたら、顎関節症の疑いがあります。軽度であれば自然によくなることもありますが、そのまま放っておくと症状が悪化・慢性化してしまうことも少なくありません。
また、顎関節症はお口まわりだけでなく、全身にも悪影響をおよぼすことがあります。頭痛や肩こり、倦怠感、自律神経の不調の原因が、実は顎関節症だったということもあるのです。顎に何らかの違和感がある方は、表参道駅から徒歩6分の歯医者「片桐歯科医院」にご相談ください。
顎が痛い | 顎から音がするる | 口の開け閉めが不自由 |
---|---|---|
食事中や会話中に痛みを感じるときがある。また、朝起きたときに顎のあたりがだるい | 口を開け閉めするときに、顎やこめかみから「カクカク」「パキパキ」と音がする | 口が大きく開かず、タテに3本揃えた指が入らない。また、口が閉じにくいことがある |
顎関節症の原因は?
顎関節症の原因はさまざまです。噛み合わせの異常のほか、歯ぎしりや食いしばり、そしてストレスも影響しているといわれています。
スプリント療法
「スプリント」呼ばれるマウスピースを、就寝時に装着します。就寝時の歯ぎしり、食いしばりによる顎への過度の負担を軽減することで、顎関節の痛みを改善するのが目的です。 | ![]() |
休むときの姿勢の指導
横向き寝やうつ伏せ寝は顎関節に負担がかかりやすい体勢です。いつも同じ向きの肩を下にして眠るのも同様に偏った負担がかかってしまいます。顎への負担を減らすには、仰向けがもっともよいとされています。
態癖改善の指導
頬杖、唇を噛む、無意識の食いしばり、片噛み(片側でのみ食べものを咀嚼する)、猫背などは、顎関節やその周囲の筋肉を疲労・緊張させるので、顎関節症を招くリスクを高めます。こうした態癖を改善するためのアドバイスを行います。顎と肩で受話器をはさんで長時間電話をするのも、気をつけたい癖のひとつです。
噛み合わせ
噛み合わせの乱れを整えることで、顎関節症が治ることがあります。ただ、噛み合わせの改善はなかなか難しく、矯正治療に取り組んだり、削り過ぎた歯を技工物で高くするなど歯科治療をやり直したりと、時間をかけなければならないこともあります。
噛み合わせは見た目だけでなく、全身の健康に大きく影響します。当院では、噛み合わせは健康な体の土台となる重要なポイントであると考えています。すべての歯科治療の基礎として、いつも噛み合わせを整えることを考慮した治療を行っています。
噛み合わせが悪いとどんな影響があるのでしょうか?
歯と歯の間などに食べカスが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。さらに、噛み合わせが悪いことで噛む回数が減り、お口の汚れを洗い流す唾液の分泌が減って口臭が発生しやすくなったり、食べものの丸飲みが増えて胃腸が弱ってしまったりすることも考えられます。
噛み合わせは肩こりなどにも関係すると聞いたのですが……。
噛み合わせが悪いことで噛むときに偏りが出て体のバランスが崩れ、頭痛や肩こり、腰痛などを引き起こすことがあります。当院でも、矯正治療後に慢性的な肩こりが改善されたと喜ばれる患者様がいらっしゃいます。